2024/07/03 22:08
みなさんこんにちは!ナツソマレスタッフ1号です!
今日は写真を撮る上で超重要な3つのポイント『ISO感度』『シャッタースピード』そして『F値』についてお話しします!
「え、いきなり専門用語ばっかりでわけわからん!もう見るのやめよ!」と思っているそこのあなた、ちょっと待ってください!
ISO感度、F値、シャッタースピードっていうのは、フィルムカメラだけじゃなくて、スマホでもデジカメでも【写真を撮るなら絶対に知っておいた方がいい知識】なんです!これを理解すれば、あなたの撮る写真が自分史上最高のものになること間違いなし!私が保証します!!
そして、そんな魔法のような3つの用語を、たった7分でどこよりもわかりやすく、完璧にマスターできるようにお教えします!さあ、いってみましょう☁️☁️!
フィルムカメラって難しい?
フィルムカメラには色んな種類があり、デジカメと全く同じ感覚で使える簡単なカメラもありますが、クラシカルな見た目のカメラだと、殆どの作業を手動でやる物も多く、初心者の方には難易度が高く感じますよね….
ですが!!フィルムカメラの操作方法は1番難しい物でも20分もあれば覚えられますし、覚えてしまえばフィルムカメラの操作はほとんどのカメラで共通で使えて、とても簡単に扱うことができます。
管理人のきキもスタッフも、初めてのフィルムカメラの操作はすぐに覚えて使うことができました!(なので安心してください☁️)
更に前述したように、ここで得た知識はフィルムカメラやデジタル関係なく、この先写真を記録していく上で大きな力になることはお約束します!
今回は初めてフィルムカメラを使うそんな方に向けて、超初心者向けフィルムカメラの基本について解説します!
写真で一番重要な要素
フィルムカメラで写真を撮る上で1番重要なのが『光』です。人もカメラも光がないとレンズで物を捉えることができません💦
その『光』を取り込む際に『ISO感度』『シャッタースピード』『F値』の3つの要素が必要になります!その3つの要素を理解してもらうために、まずはフィルムカメラの仕組みを1分で解説します!
カメラの仕組み編
カメラやスマホの前面にはレンズがついており、このレンズが光を集めて、カメラの中に送り込んでくれます☁️
そして中のフィルムに光があたると、そこに映像が記録されるという仕組みです。
フィルムが光の絵を記録するノートになっているような感じです!

ですがフィルムに光を取り込みすぎると真っ白な写真になってしまい、逆に光が少なすぎると真っ暗な写真になってしまいます….(カメラ業界ではそういった写真のことを『白飛び』や『黒潰れ』と言ったりします)
なので、先ほどの3つの要素を使って、光の取り込む量を適正にしてあげる必要があります。
そして光を適正量取り込めたことを、『適正露出』と言います!
光が多すぎるとか、少なすぎるといってもイメージが湧かない人のために、「カメラと光」を「コップと水」に置き換えて説明します!
「カメラ」が「コップ」
「光」が「水」のイメージです。
蛇口からドバドバ水が出れば(光が強い)、コップに水はすぐ溜まりますし、コップをすぐ取り出さないと水が溢れてしまいます。
反対に、水がちょろちょろ出ている(光が弱い)場合は、コップに水が溜まるのに時間がかかりますし、すぐに取り出してしまうと少ししか水がたまりません。
これをカメラと光に戻すと、強い光(太陽光など)の時はすぐに必要な光をフィルムに取り込むことができ、曇りの日や室内、夜など光が弱い時は必要な光を取り込むのに時間がかかってしまいます。


カメラの三大要素
簡単なカメラの仕組みがわかったところで、いよいよ本題です!
カメラの三大要素となる「ISO感度」「シャッタースピード」「F値」はどれも『取り込む光の量を調節』する際に使用しますが、それぞれに特性があります!
今回はそれも含めて解説していきますので、ラストスパート頑張っていきましょう(頑張る)!!
①ISO感度
ISO感度とは、フィルム(スマホやデジカメだとセンサー)が光をどれだけ敏感に捉えるかを示しています!
ISO感度が高ければ高いほど、光が少ないところ(夜や室内などの暗い電気)でも光を多く取り込んだ、綺麗な写真を撮影することができます!

ですがISO感度が高いのはメリットだけでなくデメリットも存在します。
そのデメリットというのが、「ノイズ」です。
ISO感度が高くなればなるほど写真にノイズが乗ってしまいます。
※スマホのカメラで昼間に撮った写真と夜に撮った写真を比べてもらえばとてもわかりやすいです!夜に撮影した写真は昼間の写真と比べてノイズが目立っているはずです。
このノイズを説明するために、「耳」で例えることにします。
例えば、静かな図書館の中で誰かが小さな声で話しているのを聞き取るために、耳を澄ませることを想像してください。これがISO感度を高くすることに相当します。耳を澄ませることで小さな音も聞こえるようになりますが、同時に周りの雑音も大きく聞こえてしまいます。これが高いISO感度でノイズが増える理由です!
②シャッタースピード
シャッタースピードは光をフィルムへ送るためにシャッターが開いている間の時間を指します!
強い光の下なら明るすぎる写真にならないようにシャッタースピードを速く設定すればレンズに入ってくる光の量を小さくすることができます。反対に、弱い光の下では暗すぎる写真にならないようにシャッタースピードを遅くすることで、より多く光を取り込むことができます。
そしてシャッタースピードは、低くしすぎるとブレた写真になるリスクがあります。
ほとんどのカメラは1000/1、500/1、250/1、125/1、60/1、30/1 etc….といったシャッタースピードで構成されていますが、難しいことは考えず、シャッタースピードが15/1以下にするとブレた写真になりやすいから気をつけるということだけ覚えていれば全く問題はないです!

③F値とは、レンズを通る光の量を調整する値のこと

人の目で例えると、目を大きく開ければ開けるほど光の当たる面積も広くなり、閉じれば閉じるほど光の当たる面積も小さくなります。それと同じように、レンズ内部の絞り羽根という部分(F値の部分)を絞れば絞るほどレンズから通る光の量を少なくできます。
そしてF値は低くすればするほど背景がボケた写真になり、F値を大きくすればするほど全体がはっきりした写真になるので、お好みで使い分けるようにしましょう☁️
〜補足〜
・ISO感度は100〜400までの数字を使えば日中から夕方まで問題なくこなせます(夜もある程度は撮れる)。管理人のキき含め、フィルムカメラを使っている人のほぼ全ての人は基本皆100〜400を使っているので、迷った時はとりあえずその数値のフィルムを買うようにしましょう☁️
〜まとめ〜
とにかくこれらだけでも覚えてれば問題ないです!
①光の重要性: 光がないと写真は撮れない。
②カメラの三大要素:適正露出で写真を撮るには、ISO感度、シャッタースピード、F値の3つを上手く組み合わせる必要がある
③ISO感度:100〜400のフィルムを選べばOK
④シャッタースピード:30/1未満にするとブレた写真になりやすいから30/1以上で、しっかりカメラを両手で固定して撮る!
⑤F値: 背景のボケ具合をF値で決めることができる。ボカしたい時はF値を低く、全体にピントを合わせる時はF値を8〜11あたりに合わせる
以上で「初心者でも1発でわかるカメラの三大要素」編は終了です!
次は「フィルムカメラ実践編」に突入します!!