2025/03/22 00:15


お久しぶりです。きキです🌞


2月17日から東京に引っ越してきて怒涛の日々が続いていますが、流石にそろそろ一回くらいブログを上げておかないとこのままナツソマレが忘れられてしまうかもしれないので今慌てて投稿してます。

(ずっと在庫の展開ができてなかったけど、頑張って一気にカメラを出品したので是非見てくださいねー!)


今回はタイトルにも書いてある通り、なぜ今になって数多の写真家さんがフィルムカメラに回帰しているのかを語っていこうと思います。


すぅ〜…..



今、AIが驚くべきスピードで進化を遂げています。いや本当に、日々AIの情報を追うようにしてるけど、まじでハンパないです。画像生成AIはちょっとした指示やプロンプトを与えるだけで、人物写真や風景写真をまるで本物のように仕上げてしまう。それだけではなく、SNSを見ても「これ本当に撮影した写真?それともAIが生成したやつ?」と疑いたくなるような作品が増えてきました。



しかしそんな“デジタル加工し放題”の世の中だからこそ、今改めて注目を集めているのがフィルムカメラなんじゃないかと思います。最近よく見ませんか?「フィルムカメラ始めました!」と、多くの写真家さん達がフィルムに回帰しはじめているところを。ちなみにこれは日本だけじゃなく、むしろ海外の方がこういった動きは顕著です。

なぜ今フィルムカメラが再び注目されているのか、その魅力と可能性を徹底的に掘り下げてみます🌛🌛🌛



1.AIの進化がもたらす写真の“リアル”の揺らぎ

AIがもたらす改変の“闇”

SNSや広告業界など、生成AIによるクリエイティブ表現はますます増える一方です。人物の顔を変えたり、背景をそっくり差し替えたり、映ってほしくないものを消したり…こうした画像の“改竄”は、デジタル環境下ではあまりにも容易になりました。


特に今後数カ月から1年程度で、AIによる画像・動画生成は**“もう人間の目では本物と区別がつかない”**レベルに到達すると言われています。技術の進化が素晴らしい反面、「この写真は本当に撮ったのか?」「そもそもこれって実際に存在してる風景なのかという根本的な疑念を生むことにもつながっているのです。

芸術表現にとっての“不穏な空気”


写真や映像の改竄が当たり前になれば、作品のオリジナリティや真偽をめぐる議論が絶えず巻き起こるでしょう。さらに言えば、「自分が撮った写真だ」と主張しても、それを裏づける物的証拠がなければ疑いを払拭することは非常に困難になるのは明白です。そうした不安定な状況は、これまで以上に芸術や表現にかかわる人たちを悩ませることになるでしょう。




2.改竄できない“実物”という強み


フィルムカメラが注目される最大の理由は、撮影の証拠が物理的に残るという点です。デジタル写真はSDカードやクラウドに保管され、いとも簡単に加工できます。一方で、フィルムは現像するまでどんな写真が撮れているか分からない反面、そのネガそのものが撮影時の“生データ”。改竄しようがない物理的な証拠となります。


事実、海上保安庁や警察などの捜査機関では、証拠写真としてフィルムカメラをいまだに使っているところもあるほど。従来から“証拠能力が高い”と評価されているのです。


“希少性”が高まる時代だからこそ、かつては身近だったフィルムカメラも、今や生産台数はゼロに等しく、フィルムの種類や入手経路も限られています(ですが無くなるなんてことは絶対にあり得ません)しかし、だからこそ希少価値が高まり、「限られた枚数で一瞬一瞬を切り取る」という体験がより作品を昇華していくものなのです。


今後さらにAIが進化していけばいくほど、“アナログなものを持つ安心感”や“改竄不可能な現物としての魅力”がよりいっそうクローズアップされていくでしょう。


3.世界的潮流:写真家が続々フィルムに戻る理由

先ほどお伝えしたように、海外では作品撮りやアート写真にフィルムカメラを用いるところは本当に多いです。alex kittoe、piczo、portra papiなど、ヨーロッパ地方ではキリがないほど秀逸な作品を作るフィルム写真家が目立ちます。SNSでも、「あの有名写真家がまたフィルムを使い始めた」というニュースを目にすることが増えました。アナログの質感や奥行き、そして作品への没入感がデジタルとは異なる、と評価するプロが後を絶たないのです。


“唯一無二”の作品づくり

フィルムは一枚一枚が撮影者自身の“意識”や“感覚”を反映します。失敗も含め、全てが作品づくりの要素になるというのがデジタルにはない面白さ。その結果、「ここぞ」という瞬間を見逃さないよう、撮影者は神経を研ぎ澄ませるようになります。これが写真そのものをより深く味わい、心に残る体験に変えてくれるわけです。




4.これから訪れるフィルムカメラの“加速”期


AIが進化しきった先に、フィルムカメラの価値がさらに上がる可能性は十分にあります。というのも、どんなに技術が高度化しようと、物理的に存在するフィルムのデータは改竄できません。


これから先、“あえてフィルムで撮った作品”が、より信頼される資料やアートとして重要視されるようになるでしょう。そうなればなるほど希少性や需要、価値が上がり続け、AIが生成した美しい作品はもちろん評価され続ける一方で、「リアルな記録物」としてのフィルム写真の総合的な価値はグッと伸びると確信しています。


フィルムカメラを始めるなら“今”がベスト


まだまだ「フィルムって面倒くさそう」「現像代が高いのでは?」という先入観を持つ人も多いのが現状です。しかし、世界的にフィルム需要が高まれば供給設備も大きくでき、また昔のように信じられないほど安い値段でフィルムが買える日がくるかもしれませんし、それによってアンティークなフィルムカメラ本体の価値が今より更に高騰する可能性は非常に高いです。


そしてなにより、20〜30万するカメラを買うなら、5万円でフィルムカメラを買って、都度フィルムを買う方がよっぽど経済面では優しいはずです。


だからこそ、「フィルムカメラ、ちょっと気になる!」と思った人は、今がはじめ時。後回しにしていると、いざ使おうとしたときに手が出せない価格になっているかもしれませんよ(僕が欲しいcontax t3なんて正にその筆頭候補です😭)





5.まとめ:今こそフィルムカメラをヤラナイカ?


AI技術の進歩は日進月歩。そのおかげで私たちの生活は劇的に便利になっています。しかし、“リアルとフェイクの境目”があいまいになると、人々は今まで以上に**“本物の証拠”や“改竄できない記録”**を求めるようになるでしょう。フィルムカメラは、それを手にする最短ルートのひとつです。



「フィルムってなんだか難しそう」「デジタルより扱いづらい?」と思うかもしれませんが、一歩踏み込めばその魅力は何倍にも膨らんでいきます。アナログならではの味わい、世界に一つしかない作品性、自分だけの記憶をしっかり刻んでいく感覚…。一度手にとったら、もう戻れない。それくらいの力が、フィルムカメラにはあります。


それが未来の作品や、自らが歩む日常の記録を、何よりも強い証拠として、思い出として残してくれるはずです。ぜひ、この機会にフィルムの世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?きっと、一瞬一瞬を大切にする写真ライフがあなたを待っていますよ🌞🌞