2024/07/08 22:11
みなさんこんにちは!ナツソマレスタッフ1号です!
今日はフィルムカメラ実践編ということで、写真を撮るときに大事な『露出計』について話して行こうと思います!
今回のブログは『【初心者の方向け】フィルムカメラってなに?基礎編!』の続きになっておりますので、まだこちらを読んでない方は先にこちらを読んでからこの先を見てくれるとよりわかりやすいと思います☁️
基礎編のブログで、『ISO』『シャッタースピード』『F値』が光をどのくらい取り込むかを決める3つの要素だと話しましたよね。
実際に写真を撮るときには、さらに大体のフィルムカメラについている『露出計』というものを使って、先の3つの要素をどのように使うかを決めていきます!
今回はこの露出計についての使い方を、わかりやすく10分で解説していこうと思います!それではいってみましょう!☁️
露出計使うのめんどくさい!って人のために、露出計なしで露出を合わせる表を最後に載せてあるのでそれを見てね!
露出計ってなに?
フィルムカメラには写真を撮るために光を取り込みますが、露出計はその際に「ここでこうやって光を調節してね」とアドバイスをくれる機械なんです。
露出計が適正露出を教えてくれるので、写真が明るすぎたり、暗すぎたりせずでょうどいい明るさで写すことができます。
露出計の使い方
さて、露出計の役割がわかったところで次は使い方にいってみましょう!
露出計は大体のフィルムカメラに内蔵されているといっていましたが、使い方はどれも簡単で、基本さえわかっていればどんなカメラでも応用ができます。
昔のフィルムカメラには露出計がついていないものもありますが、そんなときに超便利なのがスマホの露出計アプリです!
今回は『Light Meter Ultra』さんという露出計のアプリで実際に使っていきながら解説したいと思います!
めちゃくちゃ使いやすいのでおすすめです☁️
①ISOを決める
まずはアプリを開いてISOを設定します。(難しいことは考えず、自分が用意したフィルムに書かれている数字を入力するだけでOK!)
画面下部のISOの欄を押すと、左右にメモリがでてくるので、該当のISOに合わせます。ここではISO400に設定します。
②背景をぼかしたいかそうじゃないかを決めて、それに合わせてF値を決める
背景をぼかしたいとき→花やポートレート(人物撮影)のとき
背景をくっきり写したいとき→建物や風景、複数の被写体をくっきりと写したいとき
背景をどのように写したいかを決めたら、F値を決めていきます。
ここではうさぎのソマレくんと後ろのりんごの木をくっきり写したいので、F8に設定します。
「アパーチャー」というのが英語でF値を示しているので、この部分を8に動かしていきます。
③後はシャッタースピードを見て、適正露出になるようにシャッタースピードを調節すればOK
最後はシャッタースピードを設定すれば完了です!
F値を設定すればそれに応じたシャッタースピードが画面真ん中に表示されるので、
カメラのシャッタースピードそれと同じ数値に合わせて写真を撮るだけでOK
この時1つだけ注意するのが、シャッタースピードが1/15以下になっていないか確認してください!
1/15以下だと手ブレしてしまうので、そのときはF値を下げて、画面に表示されるシャッタースピードが1/30以上になるまで調節します。
〜補足〜
日中太陽が照っている場所で、F2.8(花、ポートレート)くらいのF値で撮ろうとすると、シャッタースピードが1000で点滅することがあります。
これはシャッタースピードが振り切ってこれ以上早い速度がないということなので、この場合はそのまま撮ってしまっても問題ありません!
適正露出は大事と散々言っていますが、実はフィルムは多少明るくとっても全く問題がないのでそのまま撮ってOKです!もし怖かったら、ぼかして撮れるぎりぎりのF値(F3.2~4)くらいまであげて撮りましょう☁️
〜まとめ〜
これらを覚えておけばまちがいありません!☁️
①写真を撮る時は露出計を使って、どの明るさで撮るかのヒントにする
②まずはISO感度を設定する
③撮りたいものの背景をぼかしたいか、くっきり写したいかに合わせてF値を設定する
④シャッタースピードが1/30以上であれば、そのまま撮る
最後に裏技
え?露出計でいちいち測るのめんどくせえよ!と思ったそこのあなた!
そんなあなたのために、めちゃくちゃわかりやすい表を作ったので、これ通りに撮ってね!
※ただこれはあくまで目安で、もしかしたらちゃんと写ってない可能性もあるから気をつけてね!
キきは基本露出計を使わずにこの表通りに撮ってます!
以上、フィルムカメラの撮り方実践編でした!
ちなみに慣れてくれば大体どのくらいのF値やシャッタースピードで撮ればいいかわかってくるので、露出計を使わなくていい未来もそう遠くないはず!☁️